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ナイチンゲール看護研究所
Florence Nightingale Archive
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『看護覚え書』
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現代社版
フロレンス・ナイチンゲール
(改訳第7版・発行2010年)

訳=湯槇ます・薄井坦子・小玉香津子
  田村 眞・小南吉彦


ナイチンゲール『看護覚え書』の真価

 それまで、病気からの回復にとって、的確な医学的診断治療と同等に、あるいはそれにも増して、「適切な看護」が不可欠であることは、経験的に良く知られていました。
 すなわち、適切な看護ケアは病人の病気からの回復を促進するのに対して、反対に不適切な看護ケアは、回復を遅らせるばかりか、却って病気からの回復を妨げるという事実は広く認められていました。

 しかし、「では、どのような看護が適切な看護であり、どのような看護が不適切な看護と言えるのか?」ということ、また「なぜ良い看護が病気からの回復を促進し、反対になぜ不適切な看護が回復を妨げるのか?」ということ、すなわち、良い看護ケアを導きだす基盤である「看護の基本的原理」(看護とは何か)については、その法則性も根拠も理論も確立されておらず、ただ何となく個々の看護者の直感や経験による判断に任されていました。そしてその実情は、今日においてもほぼ同様であると言えるでしょう。

 同様のことが「援助する」ということについても言えることは容易に理解できるでしょう。すなわち、「良い援助は、相手を助けて、相手の「持てる力」(潜在的な能力)を向上に導き」ますが、「援助のあり方を誤ると、かえって相手に依存心を植え付け、相手の「持てる力」や「向上心」を奪うことにもなりかねない」ということです。

 ナイチンゲールの『看護覚え書』は、こうした問題について、たんなる経験や披瀝や情緒的な援助論ではなく、生理学的かつ生物学的な法則性や、その基盤をなす根拠を明確にしながら、ここに見事な論理を「看護の原理」として結晶化させ提示したのです。

歴史に埋もれて忘れ去られた『看護覚え書』

 
              
   
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